ツーリング中にふと立ち止まる瞬間

私はツーリング中になぜか立ち止まる時があります。
先日、岐阜方面を走行中にトンネルに進入しまして、その日の外気温は28度くらいだったので
トンネル内のひんやりとした空気が気分よく、何度なのだろうかとメーターの気温計を眺めると15度でした。

懐かしい感覚を覚える集落の入り口

その後、トンネルを抜けて再び暑くなりまして、ゲンナリしてメーターの気温計を眺めると、温度は15度のままです。何かのトラブルか?と疑問に思いつつ、まあいいやとしばらく走行していると、ふいに立ち止まってしまいました。右側を眺めると、そこは何か懐かしい感覚を覚える集落の入り口がありました。

スピリチュアルとかオカルトに親しむ人ですと、何かがメーターに力を与え私を立ち止まらせ、
集落が私を呼んでいたと言うのでしょうか。

私は子供の頃に月刊ムーを読んでいましたので、こういったこじつけは嫌いではありません。
常識で考えれば、機械のトラブルが発生して注意力散漫になって立ち止まったと考えるのでしょう。

理屈はどうでも良いのですが、私はここに立ち止まった、あるいは立ち止まってしまった。という現実です。
左側を眺めると、田舎によくある屋根のあるバス停のベンチがあったので座り休憩しました。

かかしではなくマネキン!

揖斐川町付近の集落とバス停揖斐川町付近の集落とバス停

人形を眺めてぎょっとしました。親子のカカシの子供の出来はそれなりの造りでしたので、親のほうもそれなりだろうと気にもとめなかったのですが、座って休憩しつつ人形を眺めると、なんともリアルなマネキンで驚きました。

昔はデパートなんかで綺麗な服を着ていたマネキンも、時代が過ぎればこんな服を着せられて、草深い山奥で第二の人生を歩んでいるのかと思うと、名状しがたい悲哀を感じました(笑)

私を立ち止まらせた存在があるのだとすれば、それはなかなか冗談が分かるモノなのでしょう。画像は揖斐川町付近の、とある県道沿いにある集落とバス亭です。夜だったら悲鳴をあげたと思います。