ツーリングで出会った県道・街道・旧道

私は旧道をはじめ、時代から取り残された物に風情を感じます。

山陰--1_R

画像の道路は国道と並行している県道です。
昔はここがメインの国道でしたが、自動車が交通手段の中心となると、昔ながらの道路は狭く危険となったので、横に立派な国道が出来ました。この道路は県道に格下げとなり、交通量の少ない昔の道路に戻りました。

 

民俗学者の宮本常一先生の書に、「車がなかった昔は道路が子供の遊び場で、道行く旅人にとって子供達はよき話相手だった」と記されています。
県道を眺めますと道幅は狭く、道路の両側には民家が立ち並んでいます。なんとなく、子供達が遊んでいたであろう昔の景色を連想出来ます。

 

こういった道路、というよりは昔からの街道は歴史が古く、それこそ1000年以上昔から続いている道が残っています。

山陰

わき道に目を向けると、ほんの少しですが歴史を感じる小路が残っていました。人気のないのも相まってタイムスリップしたかのような不安と不思議が入り混じった気分になりました。ここに人が大挙していたらこういう気分には浸れないでしょう。

 

上記の画像は鳥取のとある場所の道路です。道も調べると色々と楽しいものです。