ブレーキの中古部品について

ブレーキの中古部品は、知識や経験のない方は購入しない方が良いです。

 

j6VAf画像のブレーキホースは、赤いフィッティングの箇所にクラックが入っています。

このブレーキホースのオーナーから聞いたところ、7年ほど前に新品で購入し、

雨天を問わず走行していたそうです。最後は割れてブレーキフルードが漏れ、

ブレーキが機能しなくなりました。

 

原因は雨水がホースを伝わりフィッティング内部を腐食させ、

脆くなって割れたのだと思われます。

弊社では見た目が綺麗で損傷が無さそうに見えるアルミフィッティングの

ホースでも、内部の状態は分からないので廃棄します。

 

 

 

 

部品が低品質だった昔は、2年毎か4年毎にブレーキホースを交換していたそうです。

純正のブレーキホースには製造年月日が記載されていますが、古いバイクを眺めると、

なんと新車の頃のままのホースが付いていたりします。それでも液漏れなどの症状はなく、

とりあえず機能しているので驚きます。メーカーは社会的責任を負っていますから、当然なのでしょうが感心します。

アルミフィッティングのブレーキホースが、車検対応品として販売されているのが不思議です。

 

 

 

 

 

RIMG0572画像はFZR1000やTZR250などに使われた、通称ヤマンボと云われた

4ピストンのキャリパーです。画像の通り、シールの溝が腐食

しています。この腐食した箇所がシールを押し出して、ピストンの

動きを阻害していました。

プロや経験豊かな方は別ですが、この状態でOHして使用可能か否の判断は、

相当に難しいと思います。その場では直っても、その先はどうか不明です。

 

 

 

 

 

 

 

中古部品とは、経験豊かな目が肥えたベテランが自己判断で購入する物。と思い込んで販売していましたが、

実際に中古部品を販売してみると、安易な考えで購入される方が多くて驚いた事が多々ありました。

キャリパーのピストンが戻るか戻らないかという基準は、最低限以下の基準ですし、

「ブレーキの中古部品は自己責任で」と書くのも無責任だと思い、アルミフィッティングのブレーキホースや、

部品取りなどの希少価値があるキャリパーは別ですが、程度が悪いキャリパーは廃棄するようになりました。

中古の部品を販売しておいて何ですが、部品に詳しくない方は、中古のブレーキ部品の購入は避けるのが懸命です。