バイクを取り巻く状況 高速道路

二輪車4社、「高速料金引き下げ」要望 国交省に

ホンダやヤマハ発動機など国内二輪車4社は国土交通省に二輪車の高速道路料金の引き下げを要望した。現在の料金は軽自動車と同じで利用者から「割高」との指摘がある。
「普通車の半額が妥当」(ホンダの大山龍寛専務)として現状の6割に下げるよう、国交省などと交渉する。

4社が19日に都内で記者会見した。聞き取り調査などをもとに、高速料金が普通車の半額になれば「利用回数は2.4倍になる」(同)との試算を示した。二輪車を利用しやすい環境を整え、ピークの8分の1の44万5千台にとどまる国内販売の底上げを目指す。

会見では2011年の世界生産台数も公表。前年比6.8%増の6345万台となり、初めて6千万台を超えた。中国は横ばいだがインドやイン ドネシアなどの生産が拡大した。日本勢のシェアは41.9%だった。12年は新興国が調整局面を迎え「11年並みか若干下回る」(同)と予測している。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD190AE_Z10C12A9TJ2000/

省略されたスズキとカワサキは日経に抗議しないといけませんね。

私の記憶が正しく、当時の雑誌に書いてある記事に間違いがないという前提ですが、現在のバイクの高速料金が軽自動車と同一な理由は、軽自動車の高速料金が乗用車と同じ事に不満を持つ軽自動車協会が、高速道路の料金を値下げする為に運動していて、バイク業界がそれに追従したか要望された為と記憶しています。
私は政治力学について不案内ですが、これは明らかに失敗だったと思います。

http://www.mlit.go.jp/road/soudan/soudan_02b_02.html
上記のリンク先の通り、国土交通省はバイクと軽自動車を仲間と認識しています。
国土交通省のこの見解は、高速道路の料金が軽自動車とバイクが同一になる前からだったのか、あるいはそれ以降なのか興味があります。

バイクに興味が無い人は、バイクの高速料金に何の関心もないでしょうから、この料金体系によってバイクと軽自動車は近い存在と認識するかもしれません。

多数派でないバイクは、主張しないと世間に理解を得られません。 メーカーはもっと主張すべきでした。私はいつも思うのですが、我が国のバイクメーカーは顧客に対してあまりにも薄情だと思います。今後はバイクが売れなくなるでしょうから、メーカーは顧客の為に動かないといけません。黙っていても、傲慢な態度で接客してもバイクが飛ぶように売れる時代はとうに過ぎ去りました。

不景気、若者のバイク離れと言われて久しいですが、悪い時こそ良い事も増えて欲しいものです。バイクの高速料金は、どう考えても高額です。

何の説得力もありませんが、高速道路を多用する私の欲得願望ではありません。