国道40号と道北

国道1号をはじめ、1ケタ、2ケタ国道は幹線道路ですので交通量も多く混雑しています。

整備はされていますが、それほど楽しい道路ではないので私はツーリング中は殆ど用いません。

例外は北海道の旭川から稚内に向かう国道40号線で、私の好きな道です。

 

日本は山国ですから、なだらかな丘や平地を走る道路は少ないものです。

あったとしても住居や工場などが乱立しますので景観はよくありません。主に福島県を南北に通る国道349号は、

殆どのルートがなだらかな丘を貫く良い道路なのですが、いかんせん関東圏が近いので雑多な建造物が多く、景観を阻害します。

最近は震災の影響なのでしょうか、交通量が増大したので、私のツーリングのペースに適さなくなりました。

 

阿蘇や箱根のように、人口が多い都市近くの景観の良い素晴らしい道路は、観光道路になってしまいますから混雑します。

国道40号線は、さすが北海道の道で日本屈指の過疎地を通る道路ですから、閑散として雄大な景色が続きます。

旭川から北進するにつれ町はどんどんと小さくなり、名寄市から先は稚内まで小さな町しかありません。

途中から平行して走るオロロンラインも素晴らしい道路で、特に夕暮れに見た海の向こうの利尻島は素晴らしく

深く記憶に残っています。今でもあの夕暮れを想起できます。

 

 

国道40号が良いというよりは、私にとっては道北が最高の土地なのだと書いていて理解しました。

ロシアの道路は、今ではGoogleのストリートビューで見られるようになり、眺めると素晴らしい景色で感動します。

ふと、どこかで見たような景色だなと思ったら北海道の景色に似ていました。

北海道は本州と陸続きになった事が無いそうなので、動物、植物の種類、体格は内地と相当に違うそうです。

北海道は外国に近いと云いますが納得します。

画像は夕暮れ近くの国道40号です。また北海道に行きたいものです。