フロントフォークの曲がり測定について

フロントフォークの曲がり測定について

お問い合わせが多い部品の筆頭はフロントフォークです。
その中でも多いものが、曲がっているか否か?というご質問です。

フロントフォークの曲がりを測定しようとすれば、分解して大きな定番にVブロックを乗せ、
そこに置いて回して測定するものですが、そこまでは出来ませんので、
画像の通り、簡単な方法で曲がり具合を測定しています。
この方法ですと、たわむ上に微小なガタが出ますので、ダイアルゲージ上での数値は実際の数値より大きく出ます。

「フォークの曲がりは○.○○ミリです」と数字で表記しているフロントフォークは、上記の方法で計った数値です。
前述の通りおおざっぱな数値ですので、あくまでご参考程度にお考え下さい。

参考までに、BMW R100GSの使用可能な曲がり上限は0.1ミリ、ホンダ CRM250ARの上限も0.1ミリです。
部品について私どもより遥かに詳しい方が多いので書くのも恐縮なのですが、フロントフォークの曲がり具合の数値については、
多くのマニュアルに準じて、測定値の半分の数値を記入しています。

フォークを1回転させてダイアルゲージの数値が0.04ミリならば、その半分の0.02ミリとなります。
以上、ご参考になれば幸いです。